Merry Christmas♪

みなさん、メリークリスマスです!!
街中にジングルベルが流れ、雰囲気もみなさんの気持ちも最高潮に達する今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?


そんなクリスマスイブの日、頭の中で「シングル」ベル(!?)を聞きながら実験をしていた私は久しぶりの登場の酒井です。前に日記を執筆してくれた加藤君がすばらしい文章を書いてくれたのにこんな書き出しで若干、恐縮しております。




その昔、科学者ファラデーはクリスマスに「ろうそくの科学」と題して科学のすばらしさを講演するということを行っていたそうです。実は最近の更新が滞っているのは俺のせいかもしれないので、ひとつ、小話を・・・。



みなさん、「免疫」ってご存知でしょうか?


「あ、はいはい知ってますよ、体をバイキンから守ってるやつでしょう?」

はい、お見事!!では・・・

「風邪をひいて熱が出るのはバイキンのせいじゃなくて、実は免疫の仕業なんです。」

って言うと

「!?(゜o゜)」

って感じになることでしょう。
詳しく話すとカラダをバイキンを守るために、リンパ球という血液中の細胞が連絡を取り合います。

「みんなで力を合わせて侵入者を撃退しよう!!」って感じで。

そのときにインターロイキンという物質を用います。コレは現在わかっているだけでも33種類も見つかっていて、未だに見つかってないインターロイキンがあるそうです。

その中の一種である、IL1(インターロイキン1)が血液中にリンパ球から分泌されて体中を回り、回りまわって脳まで到達すると脳の中にある「発熱中枢」という部分を刺激します。コレが原因で人間は「熱を出す」です。

つまり、熱が出るのはバイキンが直接悪さをするのが原因ではなく、カラダに備わっている免疫システムがカラダを守るためなのです。

熱が出るメリットとしては、体温が上がることでバイキンを攻撃する細胞の働きが活発になることが挙げられます。

他に熱が出たときに、「関節が痛くなる」とか「なんとなくダルい」となるのは実はこれと同じ仕組みでILが原因で起こります。これらの症状は私たちに向かって「バイキンと戦っているから、いまはちょっと休んでてくれないかい?」というサインなのです。だから風邪を引いてつらいときは無理をしないで、カラダからのサインにしたがって休むのが最善策でしょう。

このインターロイキンという物質は現在も研究がされていて、非常に面白いものです。
何が面白いかというと「実際、何をしてるかよくわからない」のです。

もう少し踏み込んで言うとリンパ球同士で連絡を取り合うための物質かと思いきや、カラダに様々な変化をもたらし、またそのほかの作用も持っている・・・。

よくわからないもの好きのワタクシ酒井にとっては大変興味がわきます。
僕は免疫に非常に強い興味を持っているのですがその理由は他にもあります。後にアップする僕が取材されたゼミ生取材動画でも語ってますが

「顕微鏡でみないと確認できないような小さな小さな細胞が、お互いに連絡を取り合って協力して外からやってきた悪いバイキンを見事に撃退してくれてる。そのおかげで毎日健康ライフが送れる!!」

これってすばらしいと思いませんか??
このことに気づいてから僕は体をすごく大事にするようになりました。(時々、ハメを外しますがw)

これからますます寒くなって風邪を引きやすくなってしまします。
もし、「幸運にも」風邪をひいて寝込むという「絶好の機会」に「恵まれた」とき是非カラダの中で戦っている免疫システムの細胞のことを想像してみてください。少しは気がまぎれる・・・・・・かもです。


以上、サンタさんがソリにのって忙しくプレゼントを配っているであろう時間に長々と書きましたがここで終わりとさせていただきます。