名古屋・核融合研究所取材

こんばんは。いよいよシンポジウム「宇宙の核融合・地上の核融合」が来週21日に開催されます!これに先立ちまして立花ゼミでは昨日から開催までの7日間、毎日ゼミ生による取材記をお送りいたしております。

2番手は僕、渡辺周介です。

僕は科学や本を読むことが好きですが、食べることはそれより好きです。と、いうことで「食べ物」に焦点を置いた取材記を紹介します。
それでは、どうぞ!

阪大レーザー核融合研究所取材

3月8日に、

大阪大学にある核融合研究の施設に見学に行きました。

この施設では、「慣性核融合」という方法で核融合を起こす研究を

行っています。

慣性核融合というのは、

「慣性」という性質を利用した「核融合」ということです。

核融合を起こすためには、

「高温」、「高密度」を、「十分な時間」保つことが必要ですが、

レーザーを使い、ごく小さい空間を高温高密度にしてしまうのです。

そうすると、その高温高密度の空間はどんどん広がろうとするわけですが、

慣性の法則により、広がるのに有限の時間が必要なわけで、

広がりきってしまう前に核融合を完了させてしまおうというのが、

慣性核融合、というわけです。

堅いですが、くわしいサイトです。

http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/07050110_1.html

やわらかめです。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/4328/research5.htm

素粒子のときもそうですが、物理の実験施設は大きくて驚かされます。

(すべて大きいわけではないのですが。)

阪大のレーザーは12方向から一様にエネルギーを集中しないといけないため、

まずレーザーを生成する施設自体が巨大で、

そのレーザーを発射する施設も、ビル5回はあろうかという吹き抜けの巨大な空間に

3次元的にあらゆる方向からレーザーの

管が張り巡らされ、圧巻でした。

その模様も、もうすぐSCIで動画つきで公開する予定です。

取材先の高部先生のお話で印象的だったのは、

核融合による発電は、超長期的に見るべきで、核融合という大きな枠組みの中で、若い力を取り入れ、さまざまな周辺領域、学際領域の研究を育てていくべきである」

ということ。これは繰り返し強調されていました。

たしかに、核融合研究の黎明期には「あと30年でエネルギー問題は解決される」

などとうたったのに、そこまで簡単に核融合発電を実現することはできませんでした。

ただ、そういった期待から巨額の投資があったのも事実で、

核融合研究の役割は核融合そのものから核融合を含む周辺領域の科学を育てていくことにまで、意味合いが変わってきている。研究は時々刻々その意味・意義が変わっていくもの」

と先生はおっしゃっていました。

また、『核融合発電の方法はどうなるか、見通しは立っていますか?』という質問に対しては、

「その答えは、人によっても変わってくる」とおっしゃられたことも

印象に残りました。

ある人が、トカマク式で成功するだろうと言っても、ある人はレーザーを使った慣性核融合だと言うかも知れない、それくらい未知なもののようです。

核融合の未来について、また、核融合までのエネルギーについて、

こういった方々をお招きして、

パネルディスカッションなどを行えたら面白いのではないかと考えています。



岩間祐典

核融合研へ・・・・・・

核融合・・・・・、この言葉の元に立花ゼミ生5名が岐阜県土岐市核融合研究所に向かった。もちろん、立花先生を含めて。いや、本来ならばもう一人、我らが時期リーダーも来るはずだったのだが・・・・・・、しかし彼は我々の前に現れなかった。それでも、行けなかった彼の無念を背負って我らゼミ生は、核融合の最先端を目の当たりにすることになった。核融合研究所とは、世界で始めてLHD(大型ヘリカル装置)を開発した研究所である。LHD(大型ヘリカル装置)とは、現在核融合に用いられているトカマク型装置に代わる核融合装置である。具体的には、超伝導コイルを用いて人工磁場を起こし、核融合の際に生ずるプラズマを封じ込める役割を持つ。プラズマを封じ込めることで、長期にわたる核融合の一定温度を保つことが出来るだけでなく、核融合時の質量と密度をも保つことが出来るのである。これまで、日本のみならず世界中で使用されてきたトカマク方式は、質量・密度の維持のみならず、一定温度を保つ面からも、その非効率性を指摘されてきた。特に、トカマクを維持する電気量が過剰なため、省エネルギーの観点から問題視された。LHD(大型ヘリカル方式)は、人工磁場でプラズマを保存するため、既存の発電所の電気を過剰に利用する必要がない点が特色である。ただし、発電所としての実用化に最低30年を要する見込みであり、普及にはなお多大な時間を要することが予測されている。取材では、核融合研の装置の見学・説明並びに、一部の装置の操作を我々ゼミ生がすることになった。未知の機器に触れたゼミ生の衝撃は計り知れないものがあった。取材の後は、3月21日に行われるシンポジウムで、核融合研での研究成果発表をする先生方の、プレゼンの練習を講評することになった。講評では、大衆の前での研究成果の発表の困難さを確認し、シンポジウムに向けて必要なことを互いに指摘することで、議論が続いた。研究と、研究者自信による成果発信・・・・・・・・、これらの要素はこれからの研究者に不可欠な要素であると確信したのである。   

  栗原 義明

シンポジウム開催!!

みなさんこんにちは。栗原です。

この日、我らが立花ゼミの取材の集大成である、第三回自然科学研究機構シンポジウムが開かれた。




このシンポジウムのために、我々立花ゼミは、核融合研、阪大レーザー研、国立

天文台と取材を重ねてきた。取材先では、大衆の前で発表することの難しさを何度も、見てきた。先生方は、ゼミ生や立

花さんの意見を元によりよい発表をしようと、シンポのために何度も試行錯誤を重ねてきたことだろう。

シンポジウム当日は、大勢の聴衆が来てくれた。人数的には、前回のシンポジウムよりも多くの人が集まってくれたような印象を受けた。年齢的に見ると、前回同様、中高年の人が多かった。個人的にはもう少し若い人、特に大学生以下に来てもらいたかった感がある。

というのも今回のシンポジウムの内容は、人類の将来にかかわることだから、高校生なんかは必見だと思ったからだ。

実際に講演が始まると、先生方の熱心な説明で会場は熱くなった。特に、映像が流れると、会場は盛り上がった。それでも、ある先生の説明が難しくなると、さすがに理解するのが難しいと感じる人が続出した。

 

しぐさを見ると、難しそうな表情をしたり、顔をしかめる人が多く見られたからだ。実に、途中退出する人も、何人かいた。

それでも、シンポジウム自体は最後の討論会に向けて、ヒートアップしていった。シンポジウムの後は、漫画家の松本零次にサインを求める人でいっぱいだった。

理化学研究所突撃潜入見学

ものものしいタイトルになったけど、要は行ってきたということ。

仲のいい教授の研究室に行ったら教授がなにやら怪しいカメラを持ってはしゃいでます・・・。

「これ普通に買ったら3,000,000円はするカメラだよ〜」

と嬉しそうにはしゃいでた教授が持っていたのはサーモカメラ!!
なんと温度分布を色の分布に対応させて写せるカメラです!!

よくテレビの健康番組とかで使われる温度の高いところは赤系、低いところは青系の色でうつるカメラです☆


「これから理研にジュウシマツのひな鳥をコレで撮りに行くから、お前も来い!!」


といわれて、埼玉県は和光市理化学研究所まで行ってきました。

うつっているのは一緒に行った友人(プライバシーの保護のため、処理を施しています)

向かった研究室は岡ノ谷先生の研究室で研究テーマは「ジュウシマツの文法創発のメカニズム研究」だそうで。
ジュウシマツは複雑な文法構造を持った歌を歌うそうで、それの獲得システムの研究をなさっているのだとか。
ジュウシマツといえば某番組某コーナーの「ジュウシマツ住職」しか連想できなかった俺ですが、かわいかったです☆

そのあとハダカデバネズミという集団内で階級性をもって生活している動物の映像を見せてもらったり・・・・なんか彼らも18種類以上の音声を有していて連絡を取り合っているそうな・・・。


そして帰ろうとしたら教授の知り合いの先生に偶然出会い、研究を見せてもらいました。
テーマは「ゼブラフィッシュにおける趣向性の研究」だそうで・・・。

なんか、ゼブラフィッシュにも不快な刺激を与えると不快に感じるものと快感に感じるグループがいるそうで、それらの違いがなぜ起こるのか、ということを脳の構造から調べていったり・・・・などなどと、脳の研究をなさっている先生でした。

ゼブラフィッシュにもSとMがあったとは・・・・。


初めて行った理研の感想は『デカイ、キレイ』でした。なんかお金が余ってるって感じ・・・(笑)
ここでよく新聞やときには世界を騒がす大発見が行われているのだと思うと身が引き締まりました!!
こういう時間がゆっくり流れている雰囲気があるからこそ、大発見はなされるのかも・・・・と考えたり。


余談ですが、理研内の食堂、昼はフツーの食堂ですが、晩にはBARになるそうです☆
むむむむ・・・・将来ここで働きたいかも

Wakeland教授講演会@東京大学医学部大学院

ってなわけで行ってきました。場所はなんと東大病院の入院棟の最上階!!
景色抜群でした♪



どうですか!きれいっしょ?けど花粉症の俺にしてみれば
このどんよりしたもやが全て花粉に思えて若干鬱に・・・・。


さて、講義のほうなんですがオールイングリッシュは厳しかった・・・。

全て聞き取れることは出来なかったんですが、講義内容は理解できました。


要は「家族とか親族の遺伝子を全て分析して病気の原因となる遺伝子を発見する方法。」


についての講義だったんですね。
講義中も先生の話をさえぎって聴いてる人が英語で質問したり、ゼミの先輩までもが流暢な英語で質問してたり・・・



いい刺激になりました!!この講義はあと5回続くそうです・・・。
がんばって慣れていきたいなぁ〜☆





コレはおとといの話なんですが、昨日はまた刺激のある場所へと連れて行かれました(笑)

その話はまた後日に